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 特集 ヒオドシチョウ 


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堆肥に訪れる・足利





クヌギの老木の樹液を吸う・足利





石塔にとまる・足利





夏・赤城山地蔵岳山頂で・・(8/25)・赤城山

イタドリの葉にとまる
後ろ左側にヤマオダマキの種(季節が確認できる)




秋・赤城山地蔵岳登山口で・・(10/22)・赤城山





翅の裏側・足利






 終令幼虫・蛹 
(足利産

終令幼虫(カワヤナギで飼育)





 羽化 
(足利産)

羽化1 羽化2 羽化3 羽化4



羽化直後・足利 羽化直後・足利産











ことごとく食べ尽くされたエノキの葉・足利

林道を車で走っていて発見!




エノキの葉を食べる中令幼虫・足利

平地の川辺りの荒地にあるエノキに発生




エノキの枝で蛹化・足利





羽化が始まる・足利





羽化したヒオドシチョウで鈴なりとなる!・足利

翅をひろげた他 7頭がぶら下がっている。
申し合わせたように、ほとんど同時に羽化
O
するのは不思議だ。
OOOOOOOOOOOOOO


 ヒオドシチョウはキベリタテハとともに重厚で貫禄のある蝶だ。春に発生した当時はクリの花で吸蜜したり、樹液を吸ったり、地面で吸水する姿を見かけるが、やがて低地の林や人家周辺では見られなくなる。

 どこへ行ったのかと思っていたら、夏・8月25日・赤城山の地蔵岳の山頂(1674M)で再会した。夏の暑いうちは避暑をするなんてうらやましい! 秋に再び赤城山を訪れたら、(10月22日)地蔵岳登山口(1460M)でまた会った。本によれば夏秋冬と休眠し成虫で越冬すると書いてある。私は赤城山で夏活動しているヒオドシチョウに2回会ったが夏眠している所は見た事が無い。秋まで活動している個体はその後どこで越冬するのだろう?秋のうちに低地に下りて越冬するのかもしれないが私にはわからない。

 春になると小高い山の稜線で、無事越冬をすませ翅はボロボロのヒオドシチョウをたくさん見かける。一冬を越し色あせてはいるが、春のやわらかな光を浴び、元気いっぱい日溜りを飛んでいる。これから相手を見つけ交尾をし、エノキの枝にビッシリと卵を産んで次の世代へと命をつなぎ、成虫の時期が長いこの蝶の役目が終わる。

 中令幼虫がエノキの葉を食べている所を見つけたが、その数にはただ驚くのみ。毛虫嫌いの人には見せられない光景だ。蛹になったところも2回ほど見つけた。エノキの枝や根もとに茂る笹や草におびただしい数の蛹がぶら下がっていてこれにも驚く。
最初の所の蛹は寄生されたものが多かったが、2度目の蛹はおよそ7割?は羽化したように思える。



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