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特集 カワセミ餌を運ぶ(足利・渡良瀬川)

(このページの画像はポジフイルムで撮ったものをフイルムスキャナーで処理したもの。)



































この場所は、今はもうない。護岸工事でなくなった。平成4年10月、私は「地元の両毛新聞」にカワセミついて書いた事があった。8チャンネル「スパータイム」で「でっかく羽ばたけ、初挑戦カワセミ愛の讃歌、北の大地に生命の戻る時」と言う内容で巣立ちの様子が放映された。それを見ての感想だった。

簡単にその内容を書けば、北海道旭川市、牛珠別川(うしゅべつがわ)で巣立ったカワセミは「子育てブロック」と呼ばれるコンクリート製でオーバーハング状のものを利用していた。上手く利用してくれるか関係者達が見守る中、その夏の7月、見事に巣立ちに成功した感動的な映像だ った。うれしい事にこのコンクリートブロックが今、全国的に広まろうとしている。とその時は報じていた。

 私は、護岸工事の必要性がどの程度あるのか知らない。しかし、たとえ工事を行うにしても、自然に対して、ここでは出来うる限りの配慮をしている。本来は自然のままにしておくのが好ましいとも思えるが、人間も含めて共存するには、仕方ない工事もある。ならば、旭川市、牛珠別川のような試みは他の河川管理者も考えるべきだと思う。そうして欲しい。鳥にも、魚にも、植物にも配慮し、いつまでも、「飛ぶ宝石」と 呼ばれるカワセミが、ふさわしい風景の中を一直線に飛んでいく姿をこれからの子供達も見られるように・・・・



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